スウェーデン文化を通してジェンダー平等を学ぶイベントを開催しました

~スウェーデン大使館による男性のための料理教室~

日付:

スベン・オストベリ参事官によるデモンストレーション
Photo: UN Women/ Kenichi Oyama
「空飛ぶヤコブさん」(チキンのチリクリームシチュー)とデザートの
アップルクランブル Photo: UN Women/ Kenichi Oyama

福嶌香代子UN Women日本事務所長によるレクチャー

Photo: UN Women/ Kenichi Oyama

7月3日(日)に、スウェーデン大使館、文京区、文京区女性団体連絡会とUN Women日本事務所の共催イベント『スウェーデン文化から学ぶ男女平等~スウェーデン料理をつくってみませんか~』が文京区男女平等センター実習室にて開催されました。

本イベントでは、多数の応募者の中から選ばれた文京区内在住・在勤・在学の20名の男性参加者が、スベン・オストベリ スウェーデン大使館参事官からスウェーデンではお馴染みの「空飛ぶヤコブさん」(チキンのチリクリームシチュー)とデザートの作り方を学びながら、ジェンダー平等先進国であるスウェーデンに対する理解を深め、ジェンダー平等について考える機会となりました。

「空飛ぶヤコブさん」とは、航空会社勤務のヤコブさんが奥さんのいないときに自宅にあった食材で子供たちにシチューを作ったというのが始まりといわれている、1970年代から広まったスウェーデンの家庭料理です。

料理教室終了後には、スベン・オストベリ参事官からスウェーデン文化や世界的に見ても先進的なジェンダー平等への取り組みの紹介がありました。男性の家事育児参加の様子、男性・女性双方の高い育児休暇取得率(男性でも10人中9人が取得)、子供の保育等に力を入れた結果として女性の社会参画が進み、現在では企業の取締役の25%が女性であることなど、スウェーデンにおける状況について説明があり、その後、福嶌香代子UN Women日本事務所長が、UN Women日本事務所の役割と、日本の様々な関係者と連携した取り組みなどを紹介しました。

参加者からは、スウェーデン料理教室を通じて、国際理解を深めジェンダー平等について考える機会となった、今後もこのような企画に参加したいといった声が多く聞かれました。

UN Women日本事務所は、今後も様々な関係団体と連携し、こうした活動を行っていきます。