私のいる場所から:クリスティーナ=フランシスコ・レジェス(Cristina Francisco Reyes)

Photo: Geovanny Almonte Escobal

私が直面している大きな壁の一つは、障がいを持つ女性は「病気」であるという汚名を着せられ、レッテルを貼られてしまうということです。リーダとはなれず、社会的変化、公平性、平等や政治参加に対し影響を及ぼす能力がない「病気」であると位置付けられているのです。今日でもたくさんの障壁が存在しています。例えば、情報不足、政治活動への参加を不能とする家族や友人からのサポート不足、また学習や移動に対するサポートでさえ十分ではありません。

私の最も成功したことの一つは、障がいをもつ女性サークル(the Circle of Women with Disabilities (CIMUDIS))を立ち上げたことです。それは、北京で行われた第4回世界女性会議の勧告の一つとして開催されたあるイベントに参加した3人の女性の夢から始まりました。今日そのフォーラムには、若い女性から成人女性までの900人以上が参加しています。

目標はどんな時でも達成可能です。身体的また行動的障壁が私たちを成功から妨げることはありません。すべてにおける成功の鍵は、粘り強さ、そして、私たちはすべての権利を持つということをしっかりと認識していることです。もし、この権利を否定されるなら、私たちは異義を申し立てるだけでなく、権利と信念のために闘わなくてはなりません。私たちの夢が現実となるまで。夢を抱くことを決して諦めてはいけないのです!"

クリスティーナ=フランシスコ・レジェスは9歳の時から下半身不随。人生のあらゆる場面における障がいを持つ女性の社会的包摂、権利、及び平等なアクセスを推進するNGO、障がいをもつ女性サークル(The Circle of Women with Disabilities (CIMUDIS))を設立。UN Womenは、CIMUDISと共に政策提言を行い、またUN Womenのジェンダー平等基金はドミニカ共和国のICT関連プログラムに対して資金援助を行っています。この事業は直接持続可能な開発目標の目標10に関係のあるものです。目標10は、すべての人々を社会的、経済的、政治的に包含することを目指しています。また、目標11は、すべての人々に環境に優しい公共スペースや、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供することにより持続可能な都市と社会を目指すもので、特に女性や子ども、障がい者及び高齢者等のニーズに特別な注意をむけるものです。