2018年度国連総会におけるUN Womenの活動

持続可能な開発のための2030年アジェンダを進展させるための最重要課題と解決策に関するグローバルフォーラムに、女性と少女の声をもたらす

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First Plenary Meeting of General Assembly's 73rd Session

UN Photo by Loey Felipe

73回国連総会が、2018918日よりニューヨークにある国連本部にて開会されました。 エクアドルのマリア・フェルナンダ・エスピノサ・ガルセス外相が過去4番目の女性の総会議長を務める中、「全て人に関わりある国連をめざし:平和で公正な,かつ持続可能な社会のためのグローバル・リーダーシップと共通の責任」というテーマのもと行われています。

 

この2週間は、政府や市民社会、専門家や活動家、著名人やその他のチェンジメーカーなど社会に貢献するリーダーたちが集結し、ジェンダー平等や貧困、気候変動やインクルーシブな都市化への取り組みなどについて議論します。ハイレベル会合は925日(火)から101日まで開催されます。

 

SDGsを採択して3年が経った今回の第73回国連総会は、各国にとってジェンダー平等へのコミットメントを更新し、SDGsへの進展を加速する機会です。最新のUN Womenの主要レポート「約束から実現へ:持続可能な開発のための2030アジェンダにおけるジェンダー平等」では、持続可能な開発のあらゆる側面においてジェンダーの不平等が広がっていること、分野によっては、女性と女児の進歩は、2030年までにSDGsを達成するには遅すぎることを示しました。女性の平等とエンパワーメントは、SDGs Goal5に限るものではなく、包括的で持続可能な発展のために欠くことのできないものです。

 

会合では、ジェンダー平等アジェンダに関連して幅広い議論がなされます。例えば、女性に対する暴力や賃金平等や、ジェンダーに応じた移住政策、ジェンダー平等における男性や男児の役割などがあります。主要な誓約イベントでは、民間セクターと慈善事業家がこれら課題に対する進歩を加速する機会となると考えられます。

 

様々な国連機関の親善大使もイベントに参加し、それぞれの課題について言及します。UN Womenの親善大使でもあるアン・ハサウェイも926日に開かれるHeForShe IMPACTサミットで演説を行い、また女性の平和と人道基金を推奨するクリステン・ベルは、927日の平和と人道活動のための女性の運動を加速するためのイベントに参加します。

 

期間の後半(105日、8日)には、総会では特に、すべての形式の女性や女児に対する暴力や人身取引、女性器切除に焦点が置かれます。UN Womenによる3種のレポート(A/73/294, A/73/266, A/73/263〈英文〉)は、最優良事例を提示し、暴力とセクシャル・ハラスメントの問題に取り組むための具体的な提案を行うことを目標としています。

 

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