2019年国際女性デーのテーマが発表されました

Think equal, build smart, innovate for change

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Photo: UN Women/Sandra Hollinger

 

2019年国際女性デーのテーマは、「Think equal, build smart, innovate for change:平等に考え、聡明に構築し、変化のための革新を(仮訳)」です。このテーマは、とりわけ社会保障制度や公共サービスへのアクセス、安定したインフラといった分野に着眼したうえで、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを促進する革新的な方法を重視しています。

野心的ともいえる持続可能な開発目標(SDGs)を達成するには、斬新な方向転換や総合的なアプローチ、そして新しい解決策が必要です。ジェンダー平等、及び女性や女児のエンパワーメントを追求する上ではなおさらです。 これまでの方法では、現在の取り組みはプラネット50-50(ジェンダー平等を加速させるためのキャンペーン)を実現する上で十分ではありません。構造的なバリアを取り除き、女性や女児が取り残されないようにするには、「いつも通り」を覆す革新的なアプローチこそが鍵となります。

イノベーションとテクノロジーはこれまでにない機会を我々に与えてくれます。しかしデジタル分野におけるジェンダー格差は拡大しており、女性は科学、技術、工学、数学、デザインの分野で過小評価される傾向にあります。その結果、社会に革新的な進歩をもたらし、なおかつジェンダーに対応したイノベーションの開発や波及、ひいては社会に革新的な進歩をもたらす機会に女性や女児が従事することはますます減少してしまいます。モバイルバンキングからAI(人工知能)、IoT(モノのインターネット化)まで、女性のアイデアや経験が、未来の社会を形作るイノベーションの設計や実装に等しく影響を与えることこそ極めて重要なのです。

2019年の国際女性デーは、業界のリーダーやゲーム・チェンジャーとなりうる新興企業、社会起業家、ジェンダー平等のための活動家や女性のイノベーターたちと、イノベーションがジェンダー平等に対する障壁を取り除き、進歩を加速し、ジェンダーに対応した社会システムへの投資を促進し、女性や女児のニーズにあったサービスやインフラを構築することを目指します。これは第63回国連女性の地位委員会(CSW63)で取り上げる優先テーマにも呼応しています。

201938日、私たちと一緒に未来に向けて祝福しましょう。その未来とは、イノベーションとテクノロジーを通じてもたらされるまたとない機会によって女性と女児が積極的な役割を担い、SDGsとジェンダー平等の達成をさらに加速するような、よりインクルージブなシステム、効率的なサービス、そして持続可能なインフラが構築されている、そんな未来です。

 

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