【日豪アンステレオタイプ・アライアンス 映画祭の開催報告】
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国連女性機関(UN Women)は9月25日、広告やメディアを通じてよりインクルーシブな世の中を作っていくための「Unstereotype Alliance」キャンペーンの一環として、障がいのある俳優やスタッフが活躍するオーストラリアの映画制作会社Bus Stop Filmsと共催で映画祭を開催しました。
Bus Stop Filmsによる短編映画『Chasing the Sun』では、ダウン症を抱えたDJと日系オーストラリア人のマリが、うどん作りを通して心を通わせる様子が描かれ、透き通った温かい世界観が伝えられました。
その後、Bus Stop FilmsのCEOトレーシー・コービン=マチェット氏、監督のタク・ナカノ氏、主演のアダム・ラパナーロ氏とキミエ・ツカコシ氏、公益財団法人日本ダウン症協会の水戸川真由実氏によるパネルディスカッションを実施しました。そこでは、映画の内容に限らずスタッフの雇用においても多様性を重視しているBus Stop Filmsの取り組みや、そのことが温かい撮影現場の雰囲気を作り上げていることなど、よりインクルーシブな世の中づくりに向けたメッセージが伝えられました。
さらに、Unstereotype Alliance日本支部を代表して、ヤマハ株式会社による「だれでも第九」プロジェクトの紹介映像とトークセッションも行われました。障がい・テクノロジー・音楽が生み出す新たな可能性について考える機会となり、会場を大きな感動で包み込みました。
閉会後は交流会が行われ、国境や障がいの有無を越えていくための知見や思いを共有しました。特別イベントとして、ダウン症のある参加者による交流会が行われ、国境や障がいの有無を越えていくための知見や思いを共有しました。特別イベントとして、ダウン症のある参加者による北海道の演舞「ソーラン節」が披露されました
アンステレオタイプ・アライアンスは今後も、広告やメディアやアートなど多様な領域を通じて、誰もが尊重されるインクルーシブな社会づくりを推進してまいります。