目標8:すべての人々のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワークを推進する

Photo: AFP/Luis Acosta

包摂的かつ持続可能な経済成長はすべての人に利益をもたらします。それは、環境に害を与えるということではなく、資源を賢明に利用することであり、次の世代に資源を残すことなのです。

包摂的な経済におけるディーセント・ワーク(働きがいある人間らしい仕事)とは、保障された生活賃金や安全な仕事場、そして差別のない環境を意味しています。

【賃金】生産人口年齢(15歳以上)にあたる世界の男性の75%に対し、女性の50%が労働力として働いています。―また、世界的に女性の賃金は男性の得る賃金より24%少なくなっています。

世界的に、女性の労働力率は男性と比べて依然として低いままです。ジェンダーステレオタイプによって「女性の仕事」が決められ、あるいは、女性が劣悪な仕事に従事させられることにつながっています。143カ国のうち、少なくとも90%が女性の雇用に関する法的な制限を設けています。

UN Womenは、すべての人に対する経済的な権利と経済成長を優先的に取り組んでいます。平等な仕事に対する平等な賃金、雇用機会へのよりよいアクセスの保証、仕事場におけるセクシャル・ハラスメントの防止などといった法整備を呼びかけています。UN Womenは、女性の無報酬ケア労働を評価し、女性も男性も容易にそうした労働と賃金労働とを結びつけて行えるよう支援しています。また、UN Womenは社会のあらゆる場面で活躍する女性に平等な機会を創出できるようWEPsを通じで民間セクターに呼びかけています。