日本政府拠出案件~フィリピン~ 第2弾

ナリンバイ・ディマオさん(48歳)は、南フィリピンのバンサモロ地域にあるブラロというバランガイ出身の女性起業家であり母親です。女性の経済的エンパワーメントを通じた暴力的過激主義の防止を目的とするUN Womenの事業の積極的な参加者であり、リーダーでもあります。

 

写真:UN Women/Joser Dumbrique

 

「私が子どもの頃、私は紛争によって多くの事を経験しました。両親と一緒に別の場所に引っ越すのは大変でした。引っ越しのたびに私たちは持ち物の多くを処分しなければならなかったし、新しい場所での生活が始まったらすべて最初から生活の準備をしなければならなかったのです。私はいつも周囲を恐れていたので、よく勉強ができませんでした。車が走っているのを聞いただけでも私は恐怖を感じ、兵士が来たのかと思いました。時々、私はその頃の夢を見ます。これらの理由から、私は自分の子どもたちのために恒久的な住まいと紛争のない平和な生活を望んでいました。私はビジネスパーソンです。炭や空き瓶など、コミュニティで入手可能な様々な物を販売しています。バナナチップも販売しています。私たちのバナナのいくつかは速く腐って無駄になってしまうので、私はそのようなバナナを販売する方法を見つけようとしました。現地のNGOであるモロプレナー(TMI)とUN Womenが提供するリーダーシップと起業家精神のトレーニングに私は参加しました。これらのトレーニングは、私の製品を販売し平和な生活について学ぶ機会を与えてくれたので非常に役立ちました。ここで私は、女性が自分のビジネスを持っている場合、女性もボスになる事ができるという事を学びました。私は今、自分が展開するビジネスのボスです。フィリピンだけでなく、世界で競争できる女性になるために、このようなトレーニングをもっと実施して欲しいと思っています。お互いを尊重することは大切です。私の事を尊重してくれたら、私もあなたの事を尊重します。このような平和に暮らすためのアイディアやビジネスを通じて学んだ事を、私は喜んでコミュニティで共有したいと思っています。リーダーとして私は、常にリーダーは良い「信者」でなければならない事を他の人に教えています。私は自分が定めた方針に最初に従うべきです。平和に関しては、妥協というものは平和なコミュニティを作り上げるのに必須です。あなたが好きではない何かを見た場合、あなたの隣人に対して無謀な行動を取ってはいけません。隣人があなたに岩を投げるなら、チョコレートを投げ返してください。多くの女性は、私たちの唯一の役割は子どもを産むだけだと考えています。コミュニティの多くの女性は、自分には何ができるかを知りませんでした。そんな彼女たちは今では、私にトレーニングを実施するように頼んできます。その要望に私は「はい」と答えました。平和なコミュニティに貢献する方法や、シンプルな製品を作って家族を養う方法について私は女性たちに教えています。それが私たち全員が望む、平和な生活だからです。」

 

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ナリンバイ・ディマオさんは、日本政府の支援によりUN Womenが現地のNGOであるモロプレナー(TMI)と協力してフィリピンの5つの州で実施している事業「Empowered Women, Peaceful Communities~エンパワーされた女性、平和なコミュニティ~」で裁縫のビジネスを始めるために必要な職業研修を受けたフィリピン出身のリーダーであり、女性起業家です。彼女は、若い女性たちが小規模なビジネスを経営し、コミュニティにおいて平和の提唱者になるための指導を村で行っています。ナリンバイさんのお話は、持続可能な開発目標の16番目の項目(平和と公正をすべての人に)と5番目の項目(ジェンダー平等を実現しよう)に関連しています。

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