第2回 HeForShe すべての人が輝く社会を目指して ~Generation Zからの提言~を開催しました

UN Women日本事務所は(株)資生堂と「第2回 HeForShe すべての人が輝く社会を目指して~Generation Zからの提言~」を開催し、高校生たちとともにジェンダー平等な社会に向けて何が必要なのかを考えました。

日付: 2018年10月20日

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20181020日 東京UN Womenと株式会社資生堂は、未来を担う若い世代から日本社会を動かしている各セクターの代表者に向けて提言を行う「第2回 HeForShe すべての人が輝く社会を目指して ~Generation Zからの提言~」を開催しました(後援:外務省)。

 

開会挨拶においてUN Women石川雅恵日本事務所長はジェンダー平等は女性だけのものではなく、男性とともに考えなければならない課題であり、HeForSheとは、男性をこの議論に招き、すべての人々がジェンダー平等を求めて結束し、その変化が目に見えて現れるような世界を創造するための社会連帯運動であると説明し、これからの社会を担う若者たちに「今日、ここから変化を起こしましょう」と呼びかけました。

 

2部では、岡田亜弥 氏(名古屋大学副理事・大学院国際開発研究科教授)、大崎麻子氏(NPO法人 Gender Action Platform理事)が日本におけるジェンダー課題についてパネル・ディスカッションを行いました。

岡田氏は名古屋大学におけるジェンダー平等の取り組みとして同大学学長のビデオを映し、学生や教員、特に管理職におけるジェンダー格差の解決に向けて機会平等の保障や環境整備、無意識の偏見(unconscious bias)をなくすためのマインドセット構築などが必要であると訴えました。また、岡田氏はそのマインドセットを構築するにあたってロールモデルを持ち、そこから学ぶ重要性を述べました。

大崎氏は、教育、経済力、政治や社会に参画する力がジェンダー平等に必要とし、女性に対する暴力の撲滅、無償ケア労働の負担軽減と資源の再分配、意思決定過程への女性参画の推進は日本のみならず世界共通のジェンダー課題であると述べ、環境整備と意識改革が重要であると訴えました。

 

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第3部「昨年(2017年)の取り組みから生まれたこと、株式会社資生堂の取り組み」では、昨年プロジェクトに参加した高校の生徒へのインタビューを通じ、同プロジェクトによって自らのジェンダー・ステレオタイプ(性役割的偏見)意識に気づいたことにより、進路選択や将来についての視野が広がったこと、社会について問題意識がうまれたことが紹介されました。また、資生堂として世界各地の社員を巻き込んでHeForSheの推進に積極的に取り組んでいる様子が紹介されました。

 

4部「Generation Zからの提言」では、8つの代表校が提言発表を行いました。

発表では、ジェンダー問題への認識および意識変革の必要性、女性の社会参画推進として女性の政治参加や女児・女子学生への理系教育の機会の重要性が言及され、その解決策として「家事の日」を設定し男性の家事参加および性的役割の意識変化を促す、父親の育休取得を推進する条例の制定、女児向けの「理系脳」を育てるおもちゃの開発などの提言がありました。

 

5部「海外におけるジェンダー平等への取り組み」では、パトリツィア・フロア次期駐日欧州連合大使が、ジェンダー問題について男女の高校生たちが自分たちの問題として提言を行っていることに感銘を受けたと感想を述べました。また、欧州では年金や子育て休暇など、女性の社会参加を促す政策が実施された結果、女性の雇用率が過去最高を記録した一方でジェンダー不平等が今なお存在していることに言及しました。日本については、「日本はまだやるべきことが多くありますが、小さな変化を起こすことによって大きな変革が起きる可能性があります」と話しました。ジェンダー平等は人権問題であり、権利の平等は私たちの義務でもあるとフロア氏は述べました。

最後に主催者からのお礼とメッセージとして、株式会社資生堂の塩島義浩執行役員は、ジェンダー平等のために、会話を通じて多くの人の参加を促すことが必要だと述べました。

 

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  私たちは平等ですか?

  私たちはエンパワーされていますか?

  私たちは、HeForSheですか?

 

  ― 石川雅恵UN Women日本事務所長

 

 

 

 

 

 

 

シンポジウムの様子が、NHKをはじめ様々なメディアで取り上げられました。

【メディア掲載】

NHK 「ジェンダーの平等 実現するには? 高校生が提言」

BuzzFeed 「男女格差があるとどうなる? 入試や就職に直面する前に。高校生たちが考えた」

日刊工業新聞 「ジェンダー課題、高校生が提言 資生堂などが啓発イベント」

 

 

登壇者によるコメントもTwitterより頂きました。

【登壇者にによるコメント】

パトリツィア・フロア次期駐日欧州連合大使

 

NPO法人 Gender Action Platform 理事 大崎麻子 氏

 

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