UN Womenについて

2010年7月、国連総会はジェンダー平等と女性のエンパワーメントをめざす国連の機関として、UN Women (ユー・エヌ・ウイメン)を設立しました。この設立により、国連加盟国はジェンダー平等と女性のエンパワーメントという組織の目標を加速させるために歴史的な一歩前進を果たしたのです。

UN Women (ユー・エヌ・ウイメン)の設立は国連改革の一環として実施され、より大きなインパクトをもたらすために、さまざまなリソースや機能が結集されました。これまで国連システムの中で、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントに焦点を絞って、個別に重要な活動を行っていた以下4つの個別な部門を融合し、それを基盤として構築されています。

  • 女性の地位向上部(DAW)
  • 国際女性調査訓練研修所(INSTRAW)
  • ジェンダー問題と女性の地位向上に関する事務総長特別顧問室(OSAGI)
  • 国連女性開発基金(UNIFEM)

 UN Women (ユー・エヌ・ウイメン)の主な役割には以下があります。

  • 政府間機関へのサポート - 「女性の地位委員会」などの政府間機関に対し、その政策やグローバルな基準・規定などの策定をサポートする。
  • メンバー国への援助 - メンバー国が上記の基準を実施するうえで、要望のあった国に適切な技術的、財政的サポートを提供する備えをするとともに、市民社会と効果的なパートナーシップを形成する。
  • 国連システムの監視 - 国連システム全体の進捗状況のモニタリングなど、ジェンダー平等に対して国連システムが負うコミットメントの責任を追及する。

 世界の女性のニーズに応える

国連は過去数十年にわたり、「北京宣言・行動綱領」や「女子差別撤廃条約(CEDAW)」を始めとする歴史的な合意などを通じて、ジェンダー平等を推進するうえで大きな成果を上げてきました。

ジェンダー平等は基本的人権であるばかりでなく、これを達成することによって大きな社会経済的効果が生まれます。女性のエンパワーメントは経済を活気づけ、生産と成長をもたらす刺激となります。

しかし、ジェンダーの不平等はどの社会にも非常に根深く残っています。女性は、まともな仕事への道をとざされ、職業差別やジェンダーによる給与格差に直面しています。基礎教育やヘルスケアへのアクセスが与えられないこともしばしばです。世界のあちこちで、女性は暴力や差別にあえいでいます。政治や経済の重要な意思決定のプロセスに参加できる女性の比率は、まだまだ充分ではありません。

国連は、ジェンダー平等を世界中に実現するために、長い間、力を注いできましたが、そこには深刻な課題がありました。財源が不十分であったこと、ジェンダー平等への国連の活動を導くうえで広く認められた推進力たる機関がひとつもなかったことなども、そうした課題のひとつでした。

UN Women (ユー・エヌ・ウイメン)は、このような要請に応えるために設立されました。女性や女児のためのダイナミックで力強い擁護者となり、世界で、各地域で、またローカルレベルで、女性の声を代弁します。UN Women (ユー・エヌ・ウイメン)は、国連憲章にうたわれた平等の理念に基づき、以下の課題に力を注いでいきます。

  • 女性や女児に対する差別の撤廃
  • 女性のエンパワーメント
  • 開発、人権、人道的行動、平和および安全の受益者でありパートナーである女性と男性の間の平等の達成

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