事務局長

  

2021年09月13日、アントニオ・グテーレス国連事務総長は、国連加盟国およびジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関UN Women(国連女性機関)の執行理事会との協議をもって、ヨルダンのシマ・サミ・バフース氏をUN Women事務局長に任命することを発表しました。  

女性と女の子、ジェンダー平等、若者のエンパワーメント、質の高い教育、貧困の緩和、包括的ガバナンスの熱心な擁護者であるバフース氏は、草の根、国、地域、国際的なレベルにおける35年以上のリーダーシップの経験と、女性のエンパワーメントと権利の推進、差別と暴力への取り組み、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた、持続可能な社会経済開発の促進に関する専門知識を持ち合わせています。

直近ではバフース氏はニューヨークの国連ヨルダン政府常駐代表を務め、それ以前には、UNDP総裁補兼アラブ局長(2012~2016年)、アラブ連盟事務総長補兼社会開発部長(2008~2012年)を歴任しました。

彼女はまた、高等メディア評議会議長(2005~2008年)、アブドゥッラー2世国王顧問(2003~2005年)としてヨルダンの2つの大臣職を務め、ロイヤルハシェミット裁判所メディアアドバイザー兼コミュニケーションディレクター(2001~2003年)、フセイン国王財団事務局長代理(2000~2001年)、ヌールアルフセイン財団事務局長(1998~2001年)を歴任しました。さらに、ユニセフに勤めたほか、多くの国連機関や市民社会団体と協働し、ヨルダンのさまざまな大学で開発とコミュニケーション学の教鞭を取りました。

バフース氏は米国のインディアナ大学からマスコミュニケーションと開発の博士号、英国のエセックス大学から文学と演劇の修士号、ヨルダン大学から英文学の学士号を取得しており、アラビア語、英語を流暢に話すと共にフランス語に堪能です。

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