日本政府拠出案件~バングラデシュ~ 第二弾

マーミューダ・スルタナ・ショルナさんは、バングラデシュのマイメンシンにあるジャティヤ・カビ・カズ・ナスルル イスラム大学(JKKNIUにある女性の社会起業家及び活動家のためのプラットフォーム「Women Peace Café ~女性平和カフェ~」(WPC)のリーダーです。新型コロナウイルス・パンデミックがバングラデシュを襲ってから、彼女はコミュニティの女性を支援しながら平和のメッセージを拡散し続ける革新的な方法を見つけました。

写真:UN Women

「パンデミックは、私たちの以前のやり方を完全に変えました。私たちのWPCの仕事は影響を受け、すべての活動がデジタルプラットフォームに移行し、家庭の状況も変わりました。

 

大学が閉鎖するとすぐに、私は実家に戻らなければなりませんでした。コロナウイルスという健康上の危機がある中で安全を保つために、より入念に掃除と消毒をしなければいけなく、そのために家事の量が増えました。家庭を助けるには家事の分担が必要と考え、私は家事の分担表を私と兄弟のために作成しました。最初は兄弟を説得するのは難しかったですが、今では料理などのいくつかの家事を担当してくれています。

 

新型コロナウイルスの状況は、WPCが行っている活動にも影響を与えています。平和と社会的結束のメッセージを促進する私たちの持続可能なビジネスを通じて製品を販売することはできなくなってしまいました。したがって、コミュニティを助けるために私たちは他の方法を見つける必要がありました。

 

パンデミックがもたらした影響に苦しんでいる女性たちを助けるために、私たちは現在コミュニティにおいて資金集めを行ないながら、脆弱な立場の女性を支援するために食料や衛生用品を配布しています。失業した女性は経済的な困難に直面しており、失業した夫と缶詰状態で暮らさざる負えない女性たちが家庭内暴力の被害者になるケースが徐々に増えてきています。WPCの基金を通じて、私たちは少なくとも50人の脆弱な女性に必需品を配布することで支援する事ができました。例えば、私が調整を行い、夫が職を失った事によって子どもたちに食べ物を与えることができなかった女性に対してミシンを寄付することができました。その女性はすでに裁縫の技術を持っていたため、彼女が自分の家族を養うのにミシンが役に立ちました。

 

ロックダウン中、WPCの会議はオンラインに移行したため、コロナ危機の間に平和のメッセージを広めるために週刊のオンラインコンテンツを私たちは作成しています。デジタル時代において新しい技術を取得し対応するため、フリーランス(個人事業主・自由業)として業務を遂行する方法を専門家から学ぶといった独自のイニシアチブを私たちは取っています。

 

新型コロナウイルスの流行以来、ウイルスに関連するフェイクニュースや誤った情報がオンライン上で多く拡散しているのを見てきました。誤った情報は多くの人々によって急速なスピードで共有されています。パンデミックの前は、フェイクニュースの拡散を止めるために私には何ができるか知りませんでした。しかしUN Womenが開催したデジタルリテラシー・トレーニングに参加した事によって、フェイクニュースや誤った情報を見かけた時に通報する方法を学ぶ事ができました。

 

大学の教師や同級生そしてWPCのメンバーと直接会う形での交流が懐かしいですが、私はテクノロジーを屈指しながら人々との繋がりを保ちつつ、「新たな生活様式」での新しい暮らし方を学んでいます。」

 

 

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マーミューダ・スルタナ・ショルナさんは、バングラデシュのマイメンシンにあるジャティヤ・カビ・カズ・ナスルル イスラム大学で英語英文学修士号を取得するために勉学に励むと同時に、大学のWomen Peace Café のリーダーとしての役割も持っています。大学に拠点を置くWPCは女性の社会起業家及び活動家のためのプラットフォームで、アジア太平洋地域における平和及び社会的結束を促進し、急進化及び暴力的過激主義の防止を図るUN Womenの「Empowered Women, Peaceful Communities(エンパワーされた女性、平和なコミュニティ)」事業の一環として、ブラック大学(BRAC)との協力により設立されました。また、本事業は日本政府の支援によって実施されています。マーミューダさんのお話は、持続可能な開発目標の16番目の項目(平和と公正をすべての人に)と5番目の項目(ジェンダー平等を実現しよう)に関連しています。

 

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