ユースとジェンダー平等

Photo: UN Women/Ryan Brown

世界には18億人の10歳から24歳の若者がいます。これは今までで最大の若者人口です[1]。このうち、6億人は思春期の女児と若い女性です。

世界中で、若い女性は、教育を受ける機会やリーダーシップ、意思決定における参加の機会が不平等であることといった、ジェンダーに基づく差別や疎外、そして暴力に直面しています。

新たな「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、若者に平等な利益をもたらさなければなりません。若いリーダーの力とインスピレーションは、持続可能な開発とジェンダー平等の進歩を加速させる重要な要素です。

UN Womenの解決策

UN Womenのユースとジェンダー平等の新しい戦略は、ジェンダー平等を達成するためのパートナーである若い女性及び男性のエンパワーメントを図り、ユース運動に女性も男性も等しく参加し、女性の運動により多くの若者が参加することを目指しています。

UN Womenの戦略計画に基づいた若者及びジェンダー平等戦略'LEAPs'の枠組みには3つの柱となるテーマが含まれています。それは、すべての分野における若い女性のリーダーシップ、女性の経済的エンパワーメントと技術開発、そして若い女性と女児に対する暴力撤廃のための行動です。さらに3つの横断的なアプローチとして、若い女性および若い女性主導の組織、ジェンダー平等達成のパートナーとしての若い男性、そして世代間パートナーと共に参加、意見、そしてパートナーシップの強化を行います。

UN Womenのユース戦略とテーマの概要を見る

[1] 国連人口基金(UNFPA)『世界人口白書2014 18億人の力 未来を変革する若者たち』(国連人口基金(UNFPA)、2014年)