目標1:あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

Photo: World Bank/Shehzad Noorani

貧困に終止符を打つことは、ジェンダーに基づく差別をなくすことではじめて達成しうる目標です。ジェンダー不平等によって、女性の貧困状態は悪化し、また、よりよい生活への権利や機会が奪われています。

貧困は多くのリスクを伴いますが、ジェンダー差別によって、とりわけ女性はリスクに脆弱な存在となります。

13億人以上の女性が、公的金融機関(銀行、協同組合、信用組合、郵便局、マイクロファイナンスなどの機関を含む)に口座をもっていません。

たとえば、貧しい女性ほど景気悪化による損失を補う能力や貯蓄を持ち合わせていません。また、貧しい女児ほど児童婚の対象となることが多く、ハイリスクな妊娠によって命の危険にさらされています。

UN Womenは、貧困状態にある女性が経済的に自立できるよう、トレーニングや実用的なスキルを提供するプログラムを通じて貧困に終止符が打てるよう取り組んでいます。こうした取組みは、女性たちが声をあげ、女性の権利に関する意識を向上することも目的としています。

また、UN Womenは、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術及び金融サービスについても平等な権利を女性が持つことができるよう取り組んでいます。