目標6:すべての人々に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

Photo: UN Photo/Martine Perret



1990年から2015年までに、26億人が安全な飲料水へのアクセスを手にしましたが、未だに6億6300万人がそれらを手にできず、井戸や湧き水といった資源に頼っています。

【清潔な水へのアクセス】1990年から2010年までに、20億人が清潔な飲料水へのアクセスを得ました。―しかし、サブサハラの25か国においては、女性が水を集めるのに費やす時間の合計は、依然として1日あたり1600万時間にも及びます。(女性=1600万時間、男性600万時間、子ども=400万時間)

水の供給が十分でないと、女性への負担が増えることにもつながります。たとえば、アフリカのサブサハラの25カ国を合わせると、女性は1日に水を集めるのに1600万時間を費やしていることになります。そして、学校や賃金労働などを犠牲にしたり、長距離にわたり重い水を運ぶことを繰り返し行うことで潜在的な健康リスクにもつながったりしているのです。

また、不衛生な環境は水質汚染や病気の拡散につながります。

UN Womenは、女性のニーズに対応し、持続可能なサービスを強調する政策やプログラム策定において政府を支援することで、すべての人々に水と衛生施設が供給されるよう取り組んでいます。たとえば、安全な飲料水への容易なアクセスの向上を図る予算を通すことで、女性が収入を得ることに時間を費やせたり、女児が学校に出席できたりと、ジェンダーに考慮した予算となるのです。