私のいる場所から:ステラ・コスマス・チェット (Stella Cosmas Chetto)

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Photo:UN Women/Stephanie Raison

夫は当初、私の区議会選挙への出馬をあまり支持してくれませんでした。「政治は大変だし、沢山のお金も必要になる。政治は男性のものだから、女性のあなたは十分な支援も得られないだろう」と言われました。しかし、支持者が徐々に増えていく様子を見て、夫は変わりました。今では私を100%応援してくれています。人々が私を支持していること、私にはできること、そして私が本気で取り組んでいることに気づいたからです。

私は区が抱えるコミュニティの問題解決のために政策提言をするべく、区議会議員になりたいです。区の人々にとっての、本当の開発を目にしたいのです。女性たちは有能で、良いリーダーとなる素質を持っています。男性たちには、女性は暮らしと意思決定の場に参画する平等な機会を必要としていることを理解してほしいと思います。

2015年の選挙時、他の党派の候補者は、私が選挙運動で訪問した家々の男性は私をレイプすべきだと演説しました。私は警察に通報し、その候補者は正式に警告を受けました。

選挙費用があまり無いので、私は人々の家を訪問して、女性と若者に重点的にアプローチしています。2015年、私は自分の地区の世帯の半分以上から支持を得ました。次の選挙でも、必ず勝ってみせます。

ステラ・コスマス・チェット(48歳)は、UN Womenのリーダーシップ研修を受けたのち、2015年10月に行われたタンザニア連合共和国のセンゲレマ区議会選挙に出馬しました。持続可能な開発目標(SDGs)の目標5は、政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画及び平等なリーダーシップの機会を確保することを目標としています。