第60回女性の地位委員会(CSW60)
課題
女性のエンパワーメントと持続可能な開発との関係は、第60回女性の地位委員会(CSW60)における焦点となります。2016年3月14日から24日にかけて、ニューヨークの国連本部で行われるハイレベル年次集会において、グローバルリーダー、NGO、民間セクター、そして活動家たちが集い、今後15年の新しいグローバル開発のロードマップの実施プランの最前線に女性や女児たちを位置づけることをいかにして保証するか議論を行います。
2015年9月に国連加盟国によって採択された持続可能な開発のための2030アジェンダは、ミレニアム開発目標に続く枠組です。ジェンダー平等と女性のエンパワーメントを目指す持続可能な開発目標5という独立した目標に加え、その他のSDGsの11の目標においても、ジェンダーに関するターゲットが含まれています。
(すべての目標における女性の役割について、そしてUN Womenのこうした分野における活動についてさらに知るには、各目標のバナーをクリック:)
2030アジェンダは、貧困、不平等、そして気候変動といった21世紀の重要課題を扱うことを目的としています。女性のエンパワーメントは、持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための前提条件として認識されています。しかし、実際に課題に直面している多くの人々はSDGsをどのように捉えているのでしょうか?
私のいる場所から…
新しいシリーズのひとつとして、UN Womenは、世界中の人々のユニークかつパワフルな物語を捉えています。彼女たちの日々の生活や課題を捉え、そして彼女たちがいかに変革をもたらしているかをご紹介します。
ローラ・ボスネア | |||
第60回女性の地位委員会(CSW60)では、第57回女性の地位委員会(2013年)において行われた、女性に対する暴力撤廃に焦点を当てた歴史的に合意された結論に関し、初となるレビューを行います。3月15日、国連加盟国10か国がこの領域における任意の進捗レビューを初めて行います。(10か国(アルファベット順):ブラジル、中国、コスタリカ、エジプト、エストニア、日本、ルーマニア、スウェーデン、チュニジア、トルコ)
毎年、女性の地位委員会は、世界中の数多のNGOおよび各国代表の注目を集めています。そして女性に関する重要課題を議論し、意識を高め、行動を刺激する機会となっています。1035団体以上のNGOおよび、合計8,100人以上の代表がCSW60への参加登録を行っています。今年60回目を迎えることを記念して、約220のサイドイベントが国連本部において計画されています。それらのイベントは、国連加盟国および国連機関によって催され、また多くは市民社会との協働により行われるものです。
CSW60の合意結論はこちら(英語)。
過去の女性の地位委員会に関する情報は次をご参照ください(英語サイト):第59回(CSW59),第58回(CSW58),第57回(CSW57),第56回(CSW56)