女性に対する暴力撤廃の国際デー

言葉を借りれば(In the words of):イスラム・ロメラさん

「初めて車のハンドルを握ったとき、ついに自分の人生のハンドルを握った気がしました」

日付: 2021年11月17日

 

新型コロナウイルスのパンデミックの最中、イスラム・ロメラさん(仮名)は 暴力を振るう夫から逃れ、 子どもと共にタランゴの女性シェルターに来ました。タランゴの女性シェルターでは、200人の女性や女の子たちが一時的な宿泊施設の利用、医療および法的支援、心理社会的カウンセリング、資金運営や職業訓練などの支援サービスを受けています

 

バングラデシュの首都ダッカの路地で運転の練習をするイスラム・ロメラさん。写真UN Women/Fahad Kaizer

 

 

私は子供のころから車の運転に憧れていました。でもいつか自分が、なんて夢みる勇気もありませんでした

 

私は高校出てすぐ結婚しました。夫は残酷な人で、私に頻繁に暴力を振るいました妊娠していたときにげんこで殴ら、お腹にいた赤ちゃんは流れてしまいました泣きつかれて寝入る日々でした。いつも死ぬことを考えていました。希望はどこにもなかったから。そんな私を見かねた兄が、私をタランゴに連れて行きました。初めて女性シェルターに着き、私はひどく怯えていたのを覚えています。次はなにが私を待ち構えているの?良いこと?それとも、また別の辛いことと。

 

安全な場所で三回の食事を取れることは嬉しいことでした。でもそれよりも嬉しかったことは、職業訓練の一環として、シェルターで自動車教習が受けられるって知ったことでした私が人生で初めてにした女性運転手は、私のインストラクターでした彼女は私を魅了し、私の師となりました。彼女は私に前へ進み、私の人生の新しい章を自分で書くことを教えてくれたのです

 

初めて車のハンドルを握ったとき、ついに自分の人生のハンドルを握った気がしました。兄は私がこんなとっぴなスキルここで学んでいるなんてりませんきっと、最初は怒ると思うけど、私が運転手として収入を得ることができるって知ったら、きっと喜んでくれるだろう思います。

 

私はいつも他の人から、どんな格好をするか、どこに行くか、どうやって生きるか、命じられて生きてきました。でも今はわかります選択権はいつでも私の手のうちにあるって。もしあなたが昔の私知っていたなら、今の私を見ても同人物だと気がつかないと思います私の人生はずっと楽しいものになって、これからの人生ワクワクしているです。

 

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新型コロナウイルスのパンデミックの最中日本政府の資金提供を受け、タランゴUN Women(国連女性機関)とのパートナーシップを通し暴力被害女性への必要不可欠な支援サービスと経済エンパワーメントのための支援サービスを組み合わせた、新しいシェルターモデルを展開しました

 

暴力を経験している女性や女の子たちに、包括的で質の高いサービスを提供するためのガイドラインであるエッセンシャル・サービスパッケージを取り入れたタランゴの女性シェルターの成功と学びに基づき、UN Womenは統合シェルターモデルのツールキットを作成し、バングラデシュ全国のシェルターで展開していきます 。これは、UN Womenが取り組んでいる、女性と女の子たちに対する暴力における必要不可欠な支援サービスの一環です